シリーズ 「市民後見人養成講座の活動に向けて」
市民のみなさんが成年後見制度を安心して利用できるよう、身近な市民という立場から制度を必要とする高齢者や知的障がいのある方などを支えるしくみである「市民後見人」の養成と市民後見人の活動に向けて、進捗状況をシリーズでレポートしていきます。
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平成30年度 | 平成29年度 | 平成28年度 |
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平成30年度
平成30年度 市民後見人講演会を行いました!
8月11日(土)十日市きんさいセンターにて、岡山県笠原市社会福祉協議会かさおか権利擁護センターの生宗悟さんを招き「成年後見人制度における市民後見人の意義と実際について」の講演を行いました。講演会では笠岡市の市民後見人の活動状況や成年後見人制度の基本理念などの説明を通して、市民後見人の意義やどのような効果をもたらすか、実際に支援を行った際の課題などについてわかりやすくお話いただきました。
これを受けて講演会の終了後、9月1日(土)より開講される「市民後見人養成講座」の事前説明会を開催し、養成講座の受講を呼びかけました。「市民後見人養成講座」の事前説明会は8月24日(金)にも開催予定です。
誰もが住み慣れた場所で、安心して暮らせる地域社会の実現のために。
あなたも「市民後見人」の活動を始めてみませんか?
三次市社会福祉協議会 本所
三次市福祉保健センター 2階(広島県三次市十日市東3丁目14-1)
TEL:(0824)63-8975 FAX:(0824)62-6827
平成29年度
市民後見人養成講座 | |
第1回 | 平成29年度の三次市市民後見人養成講座がスタート |
第2回 | 平成29年度「三次市市民後見人養成講座」2日目 |
第3回 | |
最終回 | 三次市市民後見人養成講座(最終日)終わりは始まり、つぎのステップへ |
市民後見人養成講座 フォローアップ研修 | |
第1回 | 三次市市民後見人養成講座第1回フォローアップ研修 |
第2回 | 「ホップ・ステップ・ジャンプ へのフォローアップ研修」 |
第3回 | 平成29年度 第3回市民後見人養成フォローアップ研修 |
平成30年2月13日





平成29年12月11日
終わりは始まり、つぎのステップへ
12月9日で最終日を迎えた市民後見人養成講座は、事例検討から後見人として、何をいつ、どこで(どこへ)、どうしなければならないかをグループワークで意見を出しながら学びあいました。
最終日のまとめとして、講師の弁護士の前田剛志先生、司法書士の飯田一生先生、社会福祉士の平岡和子先生からは「一個一個詰めて、不安解消を。」「地域で安心して暮らしていけるには誰かが地域で支えないといけない。」「アンテナを張りながら、必ず終わりを見据えて本人や親族とのいい人間関係を。」とお話をいただきました。
平成29年12月4日
6日目となる市民後見人養成講座は、これまでの講義で学んだ基本的な知識を振り返りながら、グループワークによる事例検討からお互いの様々な気づきを学びました。この日の講師は社会福祉士の平岡和子先生、弁護士の前田剛志先生、司法書士の飯田一生先生で、受講生へ多角的な助言をいただきました。
来週12月9日が講座最終日となりますが、午前・午後と丸一日、グループワークによる事例検討でさらに学びを深めることとしています。
平成29年10月30日
10月28日(土)、2日目となる「三次市市民後見人養成講座」を開催し、「対人援助の基礎」「障がいの理解(身体・精神・知的・発達障がい)」「認知症の理解」の3単元を学びました。
それぞれの講師から基本的な知識と対応について講義いただき、いずれの講師からも「成年後見人としての心構えには『連携と協働』が必要」とお話しがあり、受講生はみな深くうなづいていました。
「対人援助の基礎」 「障がいの理解」 「認知症の理解」
平成29年10月16日
今年度の「三次市市民後見人養成講座」が10月14日(土)に開講、三次市民12名(男性6名、女性6名)が受講を開始しました。
講座内容は、全6日間28.5時間の講義と演習、多くの被後見人等が入所・入院しておられる施設・病院の3施設6時間の現地での説明等。
講座の初日は、備北ひばり法律事務所 前田剛志 弁護士から「市民後見概論」「成年後見制度の基礎」「民法」を学びました。
受講生からは「4親等はどこまで?」「任意後見人はいつから活動が開始するのですか?」など初日から積極的な質問等が飛び交いました。
平成29年9月26日
9月23日(土)、今年度第2回目のフォローアップ研修へ三次市市民後見人バンク登録の10名が参加、福山市市民後見人の谷本康廣さんと福山市社会福祉協議会の安心生活見まもりセンター所長の藤村知史さんを講師に迎えて「市民後見人の活動の実際」について学びました。
福山市民後見人 谷本康廣さん 福山市社協 安心生活見まもりセンター所長の藤村知史さん
谷本さんからは、市民後見人活動で自分自身が直面した課題への対応方法をグループワークで参加者に考えてもらう発題と備北ひばり法律事務所 弁護士 前田剛志先生と広島北部司法事務所 司法書士 飯田一生先生に助言してもらいながら演習をすすめました。
[演習]
課題① 「被後見人さんの収支の改善をどう進めるか」
講師の前田先生と飯田先生から、収支の改善のためには本人の気持ちを考えたりあるいは説得しながらひとつひとつをチェック・検討していくことと、そのために安価でよりよい場所や方法を探すことを考えることの助言がありました。
課題② 「グループホームから特別養護老人ホームへの転居と看取りへの準備」
最期・ゴールを見据えて、後見人自身が困らないような対応を考えていくことや色々な人(関係者)に相談しながら状況を確認して、そして関係者が協力者という関係を築いておくことなどの助言がありました。
現在、三次市市民後見人バンク登録者10名のうち6名が市社協事業「かけはし」の生活支援員として活動中で、時期が整ったら法人後見支援員も併せて活動していく予定です。
ホップ (かけはし生活支援員活動)
↓
ステップ (法人後見支援員活動)
↓
ジャンプ (市民後見人活動)
平成29年9月5日
現在、福山市で市民後見人活動をしている谷本康廣さんと県立広島大学保健福祉学部人間福祉学科講師の手島 洋先生をお招きして、9月2日(土)に「市民後見人講演会」を開催しました。
市民後見人の谷本康廣さんからは、民生委員児童委員の仕事を引き受けるまでは福祉の世界とは無縁でしたが、成年後見制度のことを知っておくと役に立つと市民後見人養成講座を受講、平成27年11月に家庭裁判所福山支部からの審判確定により、福山市社協と複数後見の形で活動を開始されています。谷本さんは市民後見人活動を積み重ねていく上で、「今後も、他人以上、家族未満の市民目線で成年後見人活動を続けていきたい」と話されました。
県立広島大学の手島 洋先生からは、後見制の度の利用者と業種別の後見人等選任者の推移と現状、市民後見人の必要性と役割などについてお話しいただきました。
講演会終了後の「市民後見人養成講座事前説明会」には10名の参加があり、参加者からは「市民後見人は仕事をしながらできる活動か?」「講座の単元はどのように組まれているか?」などの質問があり、説明会終了後に早速の受講申込書の提出がありました。
次回の事前説明会は、同じ内容で9月29日(金)19時から市福祉保健センターで開催します。(同日都合が難しい方は別途ご相談ください。)
平成29年6月27日
平成29年度三次市市民後見人養成講座第1回フォローアップ研修
「ひとりで抱え込まないで、みんなの協力が必要」「裁判所の許可を得てすすめること」「親族がいれば親族の仕事」「本人に後悔が残らない仕上げ」「受任した時から準備が必要」(3人の講師から)
今年度の第1回フォローアップ研修を6月24日(土)に開催し、昨年度の市民後見人養成講座を修了した第1期生10名が参加、「法定後見の実務」(後見人の死亡による後見終了の実務)を学びました。
研修内容は、広島北部司法事務所司法書士 飯田一生先生の講義と備北ひばり法律事務所 弁護士 前田剛志先生、平岡社会福祉士事務所 社会福祉士 平岡和子先生の指導助言を受けてのグループワークで、参加者はテキストへマーキングしたりグループ討議により、後見人死亡後の実務についての考察が深まりました。
次回のフォローアップ研修は、秋頃に開催する予定です。
平成28年度
平成29年2月21日
市民のみなさんが成年後見制度を安心して利用できるよう、身近な市民という立場から制度を必要とする高齢者や知的障がいのある方などを支えるしくみである「市民後見人」の養成と市民後見人の活動に向けて、進捗状況をシリーズでレポートしていきます。
①「平成28年度三次市市民後見人養成講座」
みよし社協だより№78の3ページより引用
講座表(クリックするとPDFが開きます)
②市民後見人養成講座フォローアップ研修を開催
市民後見人の活動に向けてさらにスキルアップしていこうと2月18日、「平成28年度三次市市民後見人養成講座」受講生のフォローアップ研修を開催しました。
参加した28年度受講生の12名は、福祉サービス利用援助事業「かけはし」から成年後見制度移行後に、成年後見人として何がどこまで必要かグループワークを通じて理解を深めました。
講師の弁護士、司法書士、社会福祉士の助言を受けた参加者は、次回のフォローアップ研修や4月以降の「かけはし」生活支援員活動に携わりながら、市民後見人の活動に向けて、一歩一歩、着実に歩んでいきます。
研修次第(クリックするとPDFが開きます。)
グループワークの様子
講師からのコメント
「家裁で記録を良く見る」「本人がどういう人なのか、本人意思を確認する」「悪質商法対策、クーリングオフ期間を過ぎても係争の余地があることも。弁護士、司法書士に相談してみる」「本人のお金の使い方を管理、収支をよく確認する」「本人の個人情報・財産状況に対する守秘義務、近しくても」「支援の必要な同居家族の支援も考え、後見人が申立することも。また本人申立ても信頼関係で」など、実務をすすめるうえでの助言がなされました。
市民後見人とは?
※かけはし生活支援員とは
認知症高齢、精神・知的障がい者等の自宅を定期的に訪問し、福祉サービスの利用手続きのお手伝いや、預貯金の預け入れ・払い戻しなどの代行を行う、社会福祉協議会の契約サービスの非常勤雇用の担当者。
「みよし社協だよりNo.87」の7ページ目より引用